こんにちは、株式会社イルミナスの常見です。今日はブランドをつくることに焦点を絞り、
少々実務を絡めて書いてみたいと思います。

ブランドをつくる

ブランドをつくる、と聞くとブランドはつくるものではなくて、長い時間をかけて結果的にできるものだと
考える人は多いんじゃないでしょうか。もちろんその理解は正しいのですが、ブランディングは
将来ブランドになることを想定し、ブランドになる過程をある意味遡って計画していく手法であり、
現在はマーケティングと並び、企業を経営していく上で需要な考え方となっています。
すでにブランドを確立していても、それを維持するためにブランドマネージメントを
行っている企業も多くあり、それも含めてブランディングと呼びます。

前回ブランディングとマーケティングの違いは、ブランディングの場合、自分発信である
ということを書きました。ただし、自分たちが作りたい物、作りたいサービスのブランドを
ただつくるということではありません。
日本の、とくにものづくり企業では、自分たちの設備や技術を使い、
とりあえず製品を作って世に出し市場の様子を見てみる「プロダクトアウト」がよく見られます。
もちろんそれで、市場起点の発想からは出てこない面白いものが出てくることもあるかもしれませんが、
非効率的ですし失敗に終わる可能性も小さくはないはずです。

つくりたいという情熱が大切

ただ、プロダクトアウトであれ、作りたい、という情熱はすばらしいと思います。
個人的には、そのような情熱があったほうがブランドづくりはうまくいくと思っています。
とくに中小企業の場合、大手と勝負することは難しく、マーケティングに投入する資源も
限りがある場合も多いでしょうから、経営者の経験値からくるひらめきや発想は大事です。
ただ、いざ作ろうという過程で、社員の賛同が得られなかったり、作ったものの
全く引き合いがなかったりしたのでは、せっかくの情熱や、注ぎ込んだ労力、費用もったいない。
私自身、実務の中でもそのような場面にでくわすこともありました。
そうした場面にこそブランディングの手法が有効だと私は考えています。

自分たちで考える

ブランドをつくるためにはまず、そもそもブランドを作ることが本当に必要なのか、
というところから始めるべきですが、ここでは仮に作ることに決めたとします。
(本来ならばこの段階にはいる前に、財務や経営を分析して、新たにブランドをつくるのか、
リブランディングをするかなどを決めるのですが、こちらはまた別の機会に書きたいと思います。)

ブランドを作ることを決めたら、次にブランドのコンセプトを考えます。
コンセプトの作り方は、それが企業自体なのか、事業、商品・サービスなのかによって変わってきますが、
共通するのはそのブランドが、どんな価値(提供価値)を、誰に対して(ターゲット)提供し、
市場でどのような存在を目指すのか(ポジショニング)を明確化することです。
またこの段階で、そのブランドが成立するためのストーリーを考えます。
ストーリーとは、そのブランドを成り立たせる必然性のようなものです。
ストーリーは事実に基づいたものである必要があるため、そのブランドに関係しそうな事実を
さまざまな角度で集めていきます。実はこの部分が一番むずかしいところで、
自分たちではなかなか見えにくく、何よりクリエイティブな発想が問われます。
それゆえ、ブランドづくりの醍醐味の部分でもあります。

そして、考えたコンセプトはわかりやすい言葉や目に見えるイメージで明確につくり、
それに関わる人全員に共有していきます。社員やスタッフがブランドの考え方を理解し
納得してすすめることは、その後のブレや判断の迷いを防いだり、士気の維持の上でも
重要になってきます。
(この作業がうまく行けば、経営者が社員の賛同を得られず、ストレスを貯めるということも
少なくなるでしょう!)

私たちがブランドづくりの業務をすすめる際には、月に何回か、定例ミーティングを
行うことをおすすめしています。その時は、できれば経営者や意思決定権がある方、
営業、デザイン、広報など各部門を担当するリーダーの方に参加していただきます。
ある程度ブランドの方向性がみえたところでディスカッションやワークショップを行います。
ブランディングはあくまで自分たちで考えることが重要です。
イルミナスではそのためのツールをいろいろご提供させていただいております。

それでは今日はここまでにさせていだきます。株式会社イルミナスの常見でした。
お読みいただきありがとうございました。

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